- ピーター・ドラッカー
- 「組織者会において、組織はそれぞれ特有の使命をもつ。組織は、一つの使命に対してのみ有効であり、そのように専門化している場合においてのみ成果をあげるだけの能力を保持する。」
出典: Peter F. Drucker, Post Capitalist Society (1993), ポスト資本主義社会、上田惇生訳 (ダイヤモンド社, 2007年8月) p.129 - 「組織は、自らの専門的な能力、価値観、機能を超える問題に取り組むとき、自らと社会の双方に対して害を及ぼす。
アメリカの病院は、都市部のクリニックにおいて都市部特有の社会問題に取り組もうとしたが、何の貢献もできなかった。アメリカの学校も、人種差別撤廃を図って無残に失敗した。いずれも、大儀は疑いなく善だった。大儀が行動を求めていた。しかし必要とされていた行動、そして彼らが選択した行動は、彼らの焦点や機能の外にあった。しかも能力をはるかに上回っていた。」
出典: Peter F. Drucker, Post Capitalist Society (1993), ポスト資本主義社会、上田惇生訳 (ダイヤモンド社, 2007年8月) p.129-130
- 「とはいえ、社会の問題に取り組むことのできるものが、組織の他に何があるだろうか。いまや組織そのものが総体として社会を構成している。
そもそも力は、常に責任を伴う。さもなければ濫用を招く。責任を伴うことの内地からは常に退化する。いかなる成果もあげられなくなる。もちろん、組織がもつことのできる力は社会的な力だけである。」
出典: Peter F. Drucker, Post Capitalist Society (1993), ポスト資本主義社会、上田惇生訳 (ダイヤモンド社, 2007年8月) p.130
- 「リーダーには2つの責任がある。1つは自身の組織のパフォーマンスに対しての責任であり、それは組織を集中させ、焦点を絞らせ、限定するものである。責任のもう1つは、社会全体に対しての責任である。」
出典:Leader to Leader
関連性:組織のリーダーは皆、社会への責任を持っている。この責任感が組織の活動や意思決定にどのように作用するかが社会的責任感たるものである。
- 「キルケゴールの『人間の存在はどのように可能たりうるか』という問いに対しては、簡単な答えがある--霊魂としての個と社会における市民という同時にこなさなければならない二つの生き様の間にある緊張関係においてのみ人間は存在できる。」
出典:Peter F. Drucker, Men, ideas and politics (1971)
関連性:社会的責任の多くはこの緊張関係によって認識され、成し遂げられる。
- 「『知りながら害をなすな』の原則は、今日の社会的責任に関する宣言の類に見られる政治性に比べるならば、いたって平凡に思われる。もちろんこれは、医者たちにはずっと昔からわかっているように、守ることの容易なものではない。そしてまさにこの平凡さが、『知りながら害をなすな』の原則を、マネジメントの倫理すなわち責任の倫理にとってふさわしいものとする。」
出典:Peter F. Drucker, Mangement: Tasks , Responsibilities, and Practices (1974) エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則 上田惇生編訳 ダイヤモンド社(2001.12.13) p.115
- 「企業の第一の責務は将来のコストを賄うのに充分な利益を上げることである。この社会的責任が満たされないならば、他の社会的責任も果たすことはできない。」
出典:Peter F. Drucker, The Practice of Management - 「企業の社会的貢献に関する今日の議論のほとんどが、利潤は社会的責任と両立しないか、あるいは少なくとも関係ないとしている。」
出典: Peter F. Drucker, Frontiers of Management (1968) マネジメント・フロンティア、上田惇生+佐々木美智男訳、ダイヤモンド社 (1986) p.410
- 「企業が、先進工業国が直面する社会的な問題を、収益性のある事業の機会に変える方法を身につけてはじめて、それらの問題の克服も期待することができる。」
出典: Peter F. Drucker, Frontiers of Management (1968) マネジメント・フロンティア、上田惇生+佐々木美智男訳、ダイヤモンド社 (1986) p.395 - 「企業にふさわしい社会的責任とは、暴れ竜をならしてしまうことである。つまり社会的な問題を経済的な機会と利益に、さらには生産的な能力に、あるいは人間の力を発揮させる場に、報酬の良い仕事に、そしてさらには富にかえてしまうことである。」
出典: Peter F. Drucker, Frontiers of Management (1968) マネジメント・フロンティア、上田惇生+佐々木美智男訳、ダイヤモンド社 (1986) p.412 - 明日の仕事の資金を賄う資本を創ることはマネジメントの責務としてますます重要になり続けている。現代の経済社会において、資本形成の源は主に企業の利益である。
出典: Peter F. Drucker, Frontiers of Management (1968) - 「社会的責任の目的は、単に良い意図の声明であるだけではなく、ビジネスの戦略に組み入れられる必要がる。」
出典: Peter F. Drucker, Frontiers of Management. New York; Truman Talley Books (1968)
|